銀行口座を新たに開設する際、「どの銀行にするか」は日常生活の利便性に大きく影響します。特に地方在住の方や、仕送りのやり取りなど家族とのお金のやり取りがある場合は、全国的に店舗が多く使いやすい銀行が重宝されます。この記事では、ゆうちょ銀行が持つ強みと、その他メガバンクやネット銀行との比較を通じて、ライフスタイルに合った口座選びのポイントを解説します。
ゆうちょ銀行は地方でも強い。全国に広がる利便性
ゆうちょ銀行の最大の特徴は、日本全国ほぼどこにでもあること。地方都市や農村部でも郵便局があればATMや窓口が使えるため、地方在住の方や高齢者にとってアクセスしやすいのが魅力です。
たとえば、仕送りを受け取る側が高齢の親世代で、ネットバンキングに不慣れな場合、郵便局で直接引き出せるゆうちょは安心感が違います。
メガバンク(三菱UFJ・三井住友)との違いは?
メガバンク(三菱UFJ・三井住友)は都市部中心に展開しており、ネットバンキングや海外対応に強みがありますが、地方ではATMや支店が少なく、利用のたびに手数料がかかるケースも少なくありません。
また、口座維持手数料や一定残高未満での手数料発生など、細かいルールもあるため、「シンプルに使いたい」人にはハードルになることもあります。
ネット銀行も便利だが、家族とのやり取りには注意が必要
楽天銀行やPayPay銀行、住信SBIネット銀行などのネットバンクは、スマホひとつで完結する手軽さと高金利が魅力です。ただし、通帳がなく、現金の出し入れが難しいのが弱点です。
親世代がATMから振り込み・引き出しを希望する場合、ネット銀行はやや不向きです。対面でのサポートを求める場合は、リアル店舗のある銀行が無難です。
仕送り・家族間送金に最適な銀行の選び方
家族に仕送りをしたり、仕送りを受け取ったりする場合、「同じ銀行間での送金」が最もスムーズで手数料も安い傾向にあります。その点、ゆうちょ銀行同士であれば月数回無料で送金でき、現金の引き出しも近所の郵便局やATMで簡単にできます。
例えば、「実家がゆうちょ、あなたはネット銀行」だと送金に都度手数料がかかる可能性があります。相手にとって使いやすい銀行を選ぶことも、思いやりの一つです。
複数口座を持つのも一つの手
1つに絞る必要はなく、「ゆうちょ銀行+ネット銀行」の組み合わせもおすすめです。ゆうちょを日常の出し入れ・仕送り用に、ネット銀行は貯金・投資やオンライン決済用にすると、それぞれの強みを活かせます。
例として、仕送りや年金などの受取用にはゆうちょ、楽天ポイント運用などには楽天銀行、といった形です。
まとめ:用途と家族構成に合った口座を選ぶのがベスト
通帳を作るなら、まずは「誰と、どうお金をやり取りするか」を基準に考えるのがおすすめです。ゆうちょ銀行は地方在住・家族間の送金・通帳の必要性という条件に非常にマッチします。
一方で、将来的にネットでの資産管理や投資を視野に入れるなら、ネット銀行やメガバンクとの併用も検討してみましょう。自分だけでなく、家族も含めた使いやすさで選ぶのが、長く付き合える銀行の見つけ方です。
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