就職や転職を機に「銀行口座を1本化したい」と考える方は少なくありません。給与振込口座として利用しやすく、手数料やサービス面でも優れた銀行を選ぶことは、これからのマネーライフに大きな影響を与えます。この記事では、口座整理を検討中の方に向けて、おすすめの銀行や選ぶ際のチェックポイントを詳しく解説します。
給与振込口座に適した銀行の選び方
まず注目すべきは、給与振込に対応しているかどうかだけでなく、「ATM手数料」や「振込手数料の優遇」といったコスト面の条件です。
たとえばメガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)は全国の支店網が広く、企業側からも指定されやすい反面、オンライン専業銀行に比べて手数料が割高なケースもあります。
おすすめの銀行①:楽天銀行
ネットバンクとして利便性が高い楽天銀行は、給与振込にも対応しており、楽天証券との連携で「マネーブリッジ」を活用すれば、普通預金金利が年0.1%と非常に高くなります。
また、振込手数料の無料回数やATM出金無料回数がステージ制で増加するため、取引量が多い人にもメリットがあります。
おすすめの銀行②:住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行も給与振込口座に人気があります。こちらは「スマートプログラム」というランク制を導入しており、条件を満たせば毎月最大20回までATM出金や振込が無料に。
特にSBI証券と連携する人や、積立投資・定期預金などを活用したい人にはおすすめです。
おすすめの銀行③:三井住友銀行(Olive口座)
紙の通帳不要、スマホで完結できる「Olive」口座を開設すると、三井住友銀行でもデジタルバンクとしての使い勝手が向上します。さらに、VポイントやSMBCグループの特典も得られ、社会人1年目の方には安心感があります。
一方で、ATM出金手数料の優遇には条件があるため、頻繁に現金を扱う方は注意が必要です。
地銀やゆうちょを選ばないほうが良い理由
地銀やゆうちょ銀行は地域密着型で高齢者には便利ですが、ネットバンキングや連携サービスの面で不便を感じる若年層も多いです。特に都市部や転勤のある職種では、使い勝手の悪さが不満につながりやすいです。
また、地方銀行のアプリは他行と比べて機能が制限されているケースもあるため、給与受取や支払い管理には不向きな面もあります。
【実例紹介】就職時に銀行を切り替えた人の声
例:大学卒業後に上京したAさんは、それまで使っていた地方銀行の口座が都内では不便なため、楽天銀行に切り替え。給与の振込先として登録後、証券口座とも連携し、投資と家計管理がスマホ1つで完結できるようになりました。
またBさんは、SBI証券での投資をきっかけに住信SBIネット銀行に移行。ATM手数料ゼロ回数の多さが決め手になったそうです。
まとめ:給与振込に最適な口座を選んで、手数料も管理もスマートに
口座の整理は、社会人生活のスタートにおける大切な一歩です。給与振込だけでなく、投資や家計管理との相性も考えて、長期的に使いやすい銀行を選びましょう。
特にネット銀行は金利や手数料面で優れているため、スマホ操作に慣れている若年層にとって強い味方です。手数料ゼロ・ポイント還元・金利の高さという3つの観点から、自分に合った銀行をぜひ見つけてください。
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