67歳で独身の自営業者として、終活の準備を進める際には、相続税や生活費、老後の生活設計などを考慮することが重要です。ここでは、あなたの質問を基に、終活計画における資産運用のアドバイスや注意点をまとめました。
1. 生活費と資産運用の見直し
生活費が年間300万円であることを考えると、現状の資産4400万円と年金140万円をうまく活用することが大切です。現時点での預貯金は安心ですが、長期的な資産運用を見据えて、リスク資産（株式など）や定期預金を適切に組み合わせて、年金開始後も資産が減らないようにすることが望ましいです。
具体的には、リスク資産（株式）の割合を少しずつ減らし、より安全な資産運用にシフトすることを検討してください。資産運用の目的は、生活費を確保しつつ、相続税対策も同時に行うことです。
2. 相続税対策：娘への非課税枠活用
相続税の非課税枠3600万円を娘に残す計画は良い方向性です。現在の資産からこの金額を確保するため、どの資産をどのように分けるかが鍵となります。例えば、5000万円の預貯金の中で、娘に直接相続される金額を減らさないように計画的に配分します。生命保険も適切に活用し、葬儀費用や必要経費を含めた準備を整えましょう。
また、85歳以降の施設費用に備えた貯蓄も重要です。生活費の他に、施設に入る場合の費用も想定し、資産を確保しておくことを考慮してください。
3. 老後の生活設計と施設への対応
施設に入る場合、資産が不足する可能性もあるため、介護施設の費用を見積もることが重要です。仮に85歳から施設に入る場合、施設費用を予め計算し、その分を資産に組み込んでおくことで、資産の減少に備えることができます。
また、生活費の減少を見込んで、年金や預貯金をどう活用するか計画を立てておくことが重要です。年金が支給される70歳以降に、積極的に資産を減らさないようにし、相続税対策も忘れずに進めていきましょう。
4. まとめ：資産運用と終活のバランスを取る
終活は単なる財産の整理ではなく、老後の生活や相続に備えるための重要なステップです。資産の運用を見直し、生活費と施設費用に対応できるように準備を整え、相続税対策として娘に非課税枠を活用することが大切です。これらを踏まえて、計画的な資産管理を行い、安心して老後を迎えられるようにしましょう。
コメント