2027年4月から写真・コピー不要に!銀行口座&クレカ申込でICチップ読み取りのみになる背景と今後

ネットバンキング

2027年4月以降、オンラインでの口座開設やクレジットカード申込において、これまで写真やコピーで行っていた本人確認が廃止され、マイナンバーカード等のICチップ読み取り方式に一本化されることが決まりました。

ICチップ方式一本化の背景

これは「犯罪収益移転防止法(犯収法)」の改正によるもので、偽造免許証やディープフェイクによるなりすましを防止するためです。

従来のホ方式(証明書画像+自撮り)はセキュリティ上脆弱とされ、ICチップの偽造は極めて困難であることから一本化が決定されました:contentReference[oaicite:0]{index=0}。

導入スケジュールと法律の内容

2025年2月末頃にパブリックコメントが行われ、2027年4月1日施行の改正規則では「ホ方式」の廃止とICチップ方式(ヘ方式、ワ方式など)への移行が明確化されています:contentReference[oaicite:1]{index=1}。

どの確認方法が残る?

今後認められるのは以下の方式のみです。

  • ICチップ読み取り+顔写真照合(へ方式)
  • マイナンバー電子証明書+PIN入力(ワ方式)
  • ICチップ読み取り+振込などで確認(ト方式)

これにより、画像だけでの確認は原則廃止されます:contentReference[oaicite:2]{index=2}。

現物マイナンバーカードが鍵

ICチップ方式ではマイナンバーカードの携帯が必須になります。未保有者やICチップ非対応の書類の場合は、住民票等の書類送付が必要です。

将来的には免許証のIC読み取りも検討されており、対面確認でもICチップ活用の方向です:contentReference[oaicite:3]{index=3}。

非対応のケースと注意点

マイナンバーカード非所持者には、住民票や在留カードの原本郵送といった特例措置が設けられます:contentReference[oaicite:4]{index=4}。

ただし、申込の簡便さが減る可能性があり、事業者・利用者ともに対応が求められます。

まとめ

・2027年4月から、顔写真付き書類の画像確認(ホ方式)は廃止。
・主流はICチップ読み取り方式(へ・ワ・ト方式)に移行。
・マイナンバーカード必携になるが、未所持者には例外措置あり。
・さらに2027年以降、対面でもIC活用へ拡大の動き。

これにより、今後インターネット銀行やクレカの本人確認はよりセキュアかつ硬直化しますが、準備としてマイナンバーカードのIC対応環境を整えておくことが重要です。

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