一人暮らしを始めたばかりの頃、「これが欲しい!」と思ったものに対して「でも必要ないかも…」とブレーキをかけてしまう。そんな葛藤に心当たりのある方は少なくないはずです。今回は“必需品ではないけど欲しいモノ”に対する向き合い方や購入判断の基準について、多くの人が感じる共通の悩みに沿って考えていきます。
「欲しい」と思う気持ちに素直になる大切さ
誰にでも「これは生活に必須ではないけど、あると嬉しい」と感じるモノがあります。それは自分の価値観やセンスを反映し、生活の質を向上させるエッセンスでもあります。
たとえば、SNSで見かけたおしゃれな間接照明や小さな観葉植物。なくても困らないけれど、部屋の雰囲気が明るくなったり、気分が上がるなら十分な“意味ある支出”といえます。
「無駄遣い」と「意味のある買い物」の違い
無駄遣いとは、後悔や不満足を伴う支出のこと。一方、使ったことで気持ちが豊かになったり、自分の生活に納得感があるものは“意味のある買い物”です。
実例:1,000円のインテリア雑貨を買って、毎日見るたびに嬉しくなる。それは価格以上の価値を生み出している支出です。
買う前に使える「3つの判断基準」
- 1. 生活が楽しくなるか? → 気分が上がる、部屋の雰囲気が変わる
- 2. 予算内に収まるか? → 「毎月3,000円まで」と枠を設けてみる
- 3. 使用イメージができるか? → 使っている自分が想像できるならOK
これらにYESが3つ揃えば、“買っても良い”と判断する材料になります。
他人との比較ではなく、自分の基準を持つ
「弟は欲しいものを素直に買えるのに…」「人に甘えるのがうまくできない…」と感じてしまうかもしれませんが、人にはそれぞれ異なる消費スタイルがあります。
あなたが丁寧にモノを選ぶ慎重派であることは、将来的にも安定したお金の使い方ができる強みです。自分のスタイルを否定せず、少しずつ幅を広げていくことが大切です。
買って良かった・後悔した実例に学ぶ
良かった例:「気になっていたキャンドルを購入したら、夜のリラックスタイムが楽しみになった」→小さな変化が生活全体にポジティブな影響を与えた
後悔した例:「セールで買ったけど使い道がなかったカバン」→欲しいと思った瞬間の気持ちが一時的だった場合、実際に使わない可能性が高い
“欲しいけど迷う”ときにできること
- お気に入りリストに入れて1週間寝かせる
- 同じ予算で他にワクワクするものがないか比べる
- 買わずに我慢してみて、それでも気になるなら買う
衝動的でなければ、時間をかけて決めることで後悔しにくくなります。
まとめ:モノを買うことは、自分を大切にすることでもある
生活に必要な支出だけが“正しいお金の使い方”ではありません。自分を楽しませるための支出も、心を豊かにする立派な投資です。
「欲しい」と思ったときに、それが自分にとってどんな意味を持つのかを考えることで、“後悔しない買い物”ができるようになります。小さな喜びを大切にすることが、豊かな日常をつくる第一歩かもしれません。
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