業務委託やフリーランスとして働き始めたばかりの方にとって、「健康保険ってどうやって入るの?」「確定申告って何をするの?」という疑問はとても多くあります。特に会社員時代には意識しなかった手続きが必要になるため、初めての方には戸惑いも多いもの。本記事では、姫路市を例にして、健康保険の加入方法と確定申告の基本について丁寧に解説します。
業務委託の人が入るべき健康保険とは?
会社に所属せずに働く場合、多くの方が加入する健康保険は国民健康保険(国保)です。これは市区町村ごとに運営されており、会社の健康保険と異なり自分で加入手続きを行います。
会社を退職してから2週間以内に手続きを行うのが一般的です。退職日から健康保険の空白があると医療費の負担が大きくなるので、早めの手続きをおすすめします。
姫路市で国民健康保険に加入する方法
姫路市に住んでいる場合、姫路市役所の国民健康保険課で加入手続きを行います。
持ち物として必要なのは以下の通りです。
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 印鑑
- 退職証明書または離職票(会社を辞めた場合)
- マイナンバーの記載がある書類(通知カードやマイナンバーカード)
窓口は市役所本庁舎や支所で受付しています。時間や詳細は姫路市の公式サイトを確認すると安心です。
フリーランスや個人事業主が行う「確定申告」とは?
確定申告とは、1年間(1月〜12月)に得た所得に応じて税金を申告する手続きのことです。会社員とは異なり、税金が自動で天引きされないため、自分で収入と経費をまとめて税務署に申告する必要があります。
申告の期間は毎年2月16日〜3月15日までで、e-Taxや書類提出で行います。白色申告と青色申告の2種類がありますが、青色申告は節税メリットが大きいため、事業を継続するなら早めに検討してみましょう。
確定申告に必要な準備とは?
主に必要なのは次のような書類です。
- 収入に関する帳簿(売上帳、請求書など)
- 経費に関する領収書やレシート
- 支払調書(クライアントから交付されることもあります)
- マイナンバーカードまたは通知カード
- 銀行口座情報(還付を受ける場合)
さらに、「開業届」や「青色申告承認申請書」を提出していれば、65万円の控除などの特典も受けられるため、早めの手続きが大切です。
フリーランスでお金に困らないためのポイント
国保や確定申告は収入に直結する重要な制度です。毎月の保険料は前年の所得に応じて変動し、収入が増えると負担も大きくなります。
そのため、収入と支出を正確に記録するクセをつけ、帳簿付けやレシート保管を日頃から習慣にしましょう。クラウド会計ソフト(freeeやマネーフォワード)を使うと手間を大幅に省けます。
まとめ:自営業・業務委託の人が最初にやるべき2つのこと
業務委託で働き始めた方がまず行うべきことは、国民健康保険への加入と確定申告の準備です。
どちらも最初は難しそうに見えますが、基本を押さえておけば安心です。不安なときは市役所の相談窓口や、税務署の無料相談を利用すると丁寧に対応してもらえます。
自分でしっかり制度を理解して、安心してフリーランスライフをスタートしましょう。
コメント