子どもの頃からコツコツ貯めた500円玉をいざ使おうと思った時、最近では銀行や郵便局で硬貨を預ける際に手数料が発生することが多くなりました。せっかく大切に貯めたお金だからこそ、できるだけ多く手元に残したいですよね。本記事では、500円玉など大量の硬貨をできるだけ損せずに使う方法を、具体例を交えてわかりやすく解説します。
郵便局での硬貨預け入れには手数料がかかる
2022年1月から、ゆうちょ銀行(郵便局)では硬貨を伴う取引に手数料が導入されました。たとえば口座への預け入れ時の硬貨取扱手数料は以下の通りです。
硬貨枚数 | 手数料(税込) |
---|---|
1~50枚 | 無料 |
51~100枚 | 550円 |
101~500枚 | 825円 |
501枚~ | 1,100円 |
今回のケースでは500円玉が453枚あるため、「101~500枚」の区分に該当し、手数料は825円になります。
つまり、22万6,500円から825円を引いた22万5,675円が口座に入金される金額となります。
手数料を減らすには分割入金が効果的?
郵便局では1~50枚までは手数料が無料なので、50枚ずつ複数回に分けて入金するという手もあります。ただし、最近では同日中に複数回に分けた預け入れは制限される場合があります。
一例として、1日50枚までを目安に毎日少しずつ入金すれば、全453枚を無料で預けることが可能です。50枚ずつだと約10日かかりますが、地道に通うことで手数料を節約できます。
銀行を選べば手数料がかからないケースも
メガバンク(三井住友・三菱UFJ・みずほ)や一部の地方銀行でも硬貨手数料は導入されていますが、口座を持っていればATMで無料で硬貨を預けられる時間帯がある場合もあります。
例えば、三井住友銀行のATMでは一部店舗で平日昼間に限り無料で硬貨を入金可能なことも。近隣の支店やATMに問い合わせて確認してみましょう。
買い物で少しずつ使うのも有効
スーパーやコンビニでの現金払いの際に、1回につき数枚ずつ500円玉を使うことで手数料を払わずに消化する方法もあります。
「レジで500円玉を使ってもいいか?」と確認すれば、快く受け入れてくれるお店も多いです。少し時間はかかりますが、確実に損をせずに使える手段です。
金券ショップでの両替という手も
一部の金券ショップや両替サービスでは、硬貨を紙幣に替えてくれる場合があります。ただし、両替手数料がかかったり、額面より少なくなる場合があるため、事前に条件をしっかり確認しましょう。
まとめ:大切な貯金を無駄なく使うために
500円玉をたくさん持っている場合、郵便局や銀行にそのまま持ち込むと手数料がかかってしまいますが、少し工夫することで節約することができます。
- 郵便局では825円の手数料が必要(453枚の場合)
- 数日に分けて50枚ずつ預けると無料
- 銀行ATMや買い物での現金払いで少しずつ使う
- 金券ショップでの両替も検討
手間はかかりますが、工夫次第で大切な500円玉を少しでも多く有効活用できます。ぜひご自身の生活スタイルに合った方法を選んでください。
コメント