仕事を退職したばかりで収入が途絶え、実家暮らしをしながらも家計が厳しい…。特に食費が自己負担になってしまったとき、どう生活を切り詰めていけばいいのか不安になるものです。この記事では、収入が少ない時期に役立つ食費節約の実践術と、利用できる生活支援制度についてご紹介します。
食費を抑えるコツ:まずは「自炊力」の底上げから
食費を節約する上で、やはり最も効果的なのは「自炊」です。外食やコンビニでの購入はコストがかかるため、簡単でも自炊を習慣化することが重要です。
たとえば、「もやし×卵炒め」「冷凍うどん+冷蔵庫の残り野菜」「炊き込みご飯(ツナ缶や人参を加えるだけ)」など、安価な食材でボリュームを出せるレシピを中心に回していきましょう。
月5,000円以内でも可能!安くて栄養のある食材リスト
以下は、節約しながら健康を保つためにおすすめの食材です。どれも100円台以下で買えることが多く、調理も簡単です。
- もやし:1袋20円前後で炒め物やスープに活躍
- 卵:タンパク源として万能。10個入りで200円台
- 米:主食として圧倒的コスパ。まとめ買いが得
- 冷凍うどん:1食30円台で保存も利く
- ツナ缶:安くて便利なたんぱく源
- 豆腐:1丁30円台で冷奴、味噌汁、炒め物にも
これらの食材を活用して、食費を月5,000円以内に抑えることも十分可能です。
知っておきたい「生活支援制度」と「食料支援」
自治体やNPO団体によっては、生活困窮者への食料提供や生活用品の無償配布などの支援があります。お住まいの自治体のホームページで「生活困窮支援」「フードバンク」などのワードで検索してみましょう。
また、「社会福祉協議会」や「子ども食堂」が食料支援を行っている地域もあります。一時的な支援でも、ピンチのときには頼ることをおすすめします。
失業保険の基本と、受給額が少ない場合の対策
失業保険(正式には「雇用保険の基本手当」)の金額は、前職の給与と勤続年数によって決まります。2年未満の勤続であれば、支給日数が90日間になることが多く、給付額も比較的少なめです。
たとえば、月収が手取り15万円程度だった場合、1日あたりの支給額は約4,000円前後になることが多く、月換算でも10〜12万円程度です。
受給開始までは通常7日間の待機+約1ヶ月かかるため、その間の支援も視野に入れましょう。生活保護の相談も可能ですし、失業給付の受給が始まっても生活が困難であれば、併用できる支援策が存在します。
スマホ代・日用品も見直して生活費を圧縮
固定費の見直しも、支出を抑える上で非常に効果的です。たとえば、スマホの通信費が月5,000円を超えている場合、格安SIMに切り替えることで2,000円以下に抑えることも可能です。
また、日用品は100均やドラッグストアの特売を利用し、買い溜めより「必要なときに最小限」だけを購入する習慣を持ちましょう。
まとめ:今できる工夫と支援を活用して、無理なく乗り切る
体調が整わない中での生活は大変ですが、食費を抑えるための具体的な方法や、利用できる制度をうまく活用することで、少しずつでも安心を取り戻すことができます。
「今、使える制度や支援を調べてみる」「安くて栄養のある食材に目を向ける」「固定費を見直す」――この3つを意識するだけでも、生活の質は大きく変わります。
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