JREポイントを登録した記名式Suicaを使っていると、「どこまでポイントが付与されるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。特にJR東日本と私鉄の乗り換え改札を通過した場合に、JR区間の乗車ポイントがどうなるかは、知っておくとお得です。
JREポイントとSuicaの連携とは
JREポイントは、JR東日本が提供するポイントサービスで、対象のSuicaを登録することで、JR東日本エリアの在来線にSuicaで乗車した際に乗車ポイントが自動で貯まります。
具体的には、平日1回乗車で2ポイント、土休日で6ポイントが基本となります(※特定条件あり)。
乗車ポイントが付与される条件
ポイント付与のためには、乗車の全区間がJR東日本の在来線である必要があります。Suicaで改札を通過し、入出場の両方がJR東日本の改札機で処理されると、乗車ポイントの対象になります。
たとえば「上野駅から大宮駅」などの区間で、どちらもJR東日本の改札機を通る場合にはポイントが正常に加算されます。
私鉄との乗り換え改札を通る場合
問題は、私鉄側の改札機を出場に使った場合です。このケースでは、JR東日本区間を乗っていてもポイントが付与されない可能性があります。
なぜなら、JREポイントの乗車記録はJRの改札を基準に判定されているためです。私鉄側の改札で出場すると、JRの出場情報が正しく記録されず、乗車ポイント付与対象外となってしまうことがあります。
実際の利用シーンでの注意点
たとえば、赤羽駅(JR)から和光市駅(東武東上線)まで乗るとします。途中、池袋で東武線に乗り換える場合、池袋での出場改札が東武管轄であると、JR赤羽から池袋までの乗車分についてポイントが貯まらないことがあります。
一方、池袋で一度JR改札から出場して、改めて東武線に乗り換えるような使い方をすれば、JR区間でのポイントは付与されやすくなります。
乗車ポイント以外でJREポイントを貯める方法
JREポイントは、JRE MALLでの買い物や、駅ビルでのSuica支払い、自販機(アキュア)での購入でも貯まります。乗車ポイントにこだわらず、他の方法でも貯められる点が魅力です。
また、駅構内にあるNewDaysなどの対象店舗でSuica決済を行うと、支払い金額に応じたポイントが貯まります。
改札の種類を見分けるコツ
改札の管理主体は意外と見分けにくいですが、改札付近にある案内表示や、改札上部のサインに記載された運営会社名(例:JR EAST、東急電鉄など)をチェックしましょう。
また、Suica残高や履歴をモバイルSuicaアプリや駅の券売機で確認すれば、JR東日本での利用分かどうかが一目で分かる場合もあります。
まとめ:JREポイントを逃さず貯めるには改札の使い方がカギ
記名式SuicaでJREポイントを貯めるには、入出場ともにJR東日本の改札を通ることが基本です。私鉄との乗り換え時には、できるだけJR改札で出場処理をするように心がけましょう。
- 乗車ポイントはJR東日本の改札機が対象
- 私鉄側改札ではポイントが付かないことがある
- 駅ビルや自販機など別の方法でもポイントは貯まる
JREポイントの仕組みを理解しておくと、普段の通勤・通学でも自然とお得にポイントが貯まるようになります。ぜひ日々の乗車で活用してみてください。
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