2024年から本格的にスタートしたマイナンバーカードによる保険証機能、通称「マイナ保険証」。初めて使う人にとっては、「病院で使うたびに暗証番号が必要なの?」と不安になることもあるでしょう。この記事では、マイナ保険証を使う際に本当に毎回暗証番号が必要なのか、その仕組みと実際の運用をわかりやすく解説します。
マイナ保険証の利用に暗証番号は必要?
結論から言うと、毎回の受診で暗証番号を入力する必要はありません。
マイナ保険証を利用して医療機関の受付で本人確認を行う際には、顔認証または暗証番号(数字4桁)のいずれかを選択できます。顔認証付きカードリーダーがある場合、マスクを着けたままでもOKで、顔認証のみで本人確認が完了するケースがほとんどです。
暗証番号の入力が必要になる主なケース
次のような場面では、暗証番号の入力が必要になることがあります。
- 顔認証に失敗した場合(例:光の加減、マスクで顔が見えにくいなど)
- 顔認証機能がないカードリーダーを使っている医療機関
- 最初の登録時やマイナンバーカードの情報更新時
つまり、通常の受診では顔認証がうまくいけば暗証番号は不要ですが、トラブル時の備えとして暗証番号を覚えておくことは大切です。
顔認証か暗証番号の選択はできるの?
多くの医療機関では、顔認証が基本設定となっており、カードをリーダーに置くだけで自動的に認証が始まります。
ただし、本人が希望すれば「顔認証ではなく暗証番号入力」に切り替えることも可能です。プライバシーや認証精度の観点から、あえて暗証番号を選ぶ方も一定数います。
万が一暗証番号を忘れた場合はどうする?
もし暗証番号を忘れてしまった場合は、市区町村の窓口で再設定が可能です。本人確認書類とマイナンバーカードを持参すれば、即日手続きできる自治体もあります。
特に医療機関でのトラブルを避けたい方は、事前に確認・再設定を行っておくと安心です。
現場での実例:どんな感じで使われている?
【例1】大病院の外来受付:マイナカードをかざして顔認証 → 数秒で認証完了 → 暗証番号は不要
【例2】個人クリニック:カードリーダーが顔認証非対応 → 受付スタッフが「暗証番号をお願いします」→ 数字4桁を入力して本人確認完了
このように、医療機関ごとの設備や運用によって多少違いはありますが、毎回暗証番号が必須というわけではないのが実態です。
まとめ:マイナ保険証は“顔認証が基本”で暗証番号は原則不要
マイナ保険証を医療機関で使う際、原則としては顔認証によって本人確認が行われるため、暗証番号の入力は必ずしも必要ではありません。
ただし、顔認証に失敗したときや機器が未対応のクリニックなどでは暗証番号が求められることもあるため、4桁の番号は忘れずに控えておくと安心です。
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