一人暮らしをしていると、家賃・食費・光熱費・交際費など毎月の出費は多くなりがちです。そんな中、手取り26万円で家賃8.5万円、毎月7万円の貯金を目指すのは堅実な選択といえるでしょう。本記事では、実例をもとに家計の見直し方と「普通」の基準について考えてみます。
手取り26万円で家賃8.5万円の家計バランスはどうか
まず、家賃の占める割合を確認してみましょう。家賃8.5万円は、手取り26万円に対して約32%にあたります。一般的に「手取りの3割以内」が理想とされており、それに近い水準です。
理想的な家賃目安:手取りの25%~30%。それを少し上回っている場合でも、その他の支出が抑えられていれば問題はありません。
月7万円の貯金目標は適正?
月7万円を貯金するということは、年換算で84万円の貯蓄となります。これは平均的な水準より高めで、堅実で立派な目標です。
実際、総務省の家計調査(単身世帯)によると、20代~30代の平均貯蓄額は月3~5万円程度。したがって、7万円という目標は「高め」ながらも現実的なラインです。
理想的な家計配分モデルと比較
家計管理の目安として「50:30:20ルール」があります。
- 必要支出(家賃・食費・光熱費など):50%
- 欲求支出(娯楽・外食・交際費など):30%
- 貯金・投資:20%
手取り26万円なら、以下が目安です。
- 必要支出:13万円
- 欲求支出:7.8万円
- 貯金:5.2万円
この基準から見ると、7万円の貯金は目標としてやや高めですが優秀な数値。無理なく継続できていれば問題ありません。
無駄遣いが気になるときのチェックポイント
自分でも「無駄遣いが多いかも」と感じるなら、支出内訳の確認がおすすめです。以下のような視点で見直してみましょう。
- サブスク(動画・音楽・ジムなど)を使いこなせているか
- コンビニやカフェなど「ちょっとした出費」が積み重なっていないか
- 外食・Uber Eatsなどの頻度が高すぎないか
たとえば、1回のコンビニ出費が800円でも週3回利用すれば月1万円弱になります。
支出見直しのコツと改善アクション
- レシートを毎日記録して可視化
- 週予算制(1週間の使える金額を決める)で支出を抑制
- 固定費(スマホ・サブスク)の見直しから始める
スマホプランを見直して月2,000円安くなるだけでも、年間2.4万円の貯金増に繋がります。
まとめ:家計バランスを把握して「自分に合った普通」を見つけよう
「普通かどうか」はあくまで一つの指標に過ぎません。大切なのは、自分の収入・生活スタイルに合った家計バランスを見つけ、無理のない範囲で貯金を継続していくことです。
月7万円の貯金が継続できているなら、十分に堅実な生活といえます。気になる点がある場合は「無駄の棚卸し」から始めてみましょう。それが、将来への安心と自由につながる第一歩です。
コメント