突然の外国送金?身に覚えのない被仕向送金があった時の確認と対応方法

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ある日突然、銀行の取引明細に「外国関係」「被仕向送金」という記載があったら、驚く方も多いでしょう。特に外国との関わりがない場合は、なぜそのような入金があったのか不安に感じるのは当然です。本記事では、被仕向送金の意味や考えられる原因、確認すべきポイント、正しい対処法について解説します。

被仕向送金とは?仕組みを理解しよう

「被仕向送金(ひしこうそうきん)」とは、海外から自分の口座へ振り込まれた送金のことを指します。英語では「inward remittance」と呼ばれ、家族や取引先などが海外から日本の銀行にお金を送る場合に使われます。

たとえば、以下のようなケースが考えられます。

  • 海外に住む家族からの仕送り
  • 海外ネットショップでの返品返金
  • 外国株・証券口座からの配当や売却益
  • 副業やフリーランスの報酬受け取り

ただし、本人が心当たりのない場合は、誤送金や不正送金の可能性もあります。

心当たりのない送金があったらまず確認すべきこと

明細に記載された「送金元」や「送金目的」がヒントになります。銀行によってはメッセージ欄に送金人の名前や送金内容が簡易的に表示されることがあります。

封書で「送金到着のご案内」が届いた場合、その中に「送金元」や「中継銀行」「通貨」「為替レート」などが記載されているはずです。それらをもとに、自分や家族に関係する送金でないか確認しましょう。

銀行に確認する手順と注意点

疑わしい送金や内容が不明な場合は、まず銀行窓口またはコールセンターに問い合わせましょう。その際に必要なのは以下の情報です。

  • 受取口座番号
  • 入金日時と金額
  • 送金のタイトル(外国関係/被仕向送金など)
  • 送られてきた案内状

銀行側で「送金人の意図」「中継先」「送金目的」などを調査してもらうことができます。確認までに数日〜数週間かかることもあります。

誤送金や詐欺の可能性も視野に

最近では、「返金詐欺」や「マネーロンダリングへの加担」を目的とした不正送金も報告されています。たとえば、突然大金が振り込まれ、「間違ったから返金してほしい」と連絡が来るケースなどです。

もしそのような状況になった場合、自分で勝手に返金せず、必ず銀行を通じて対応しましょう。銀行が法的に正しい手続きを取り、トラブルを防いでくれます。

送金元に心当たりがあるケースの例

過去に以下のような事例で、送金元に後から心当たりが判明するケースがあります。

  • 昔利用していた海外ネットショップからの返金
  • 忘れていた外貨預金・証券口座からの利息・配当
  • 海外留学中の知人があなたの口座を一時的に利用

このような場合でも、送金内容や経緯を正しく把握しておくことが大切です。

まとめ:まずは落ち着いて銀行に相談を

突然の「外国関係の送金」は不安を感じますが、まずは冷静に明細や通知内容を確認し、銀行に相談することが最優先です。銀行はこうした問い合わせに慣れており、適切なアドバイスをしてくれます。

万が一不正送金や詐欺の可能性がある場合は、警察などへの通報も視野に入れて、安全第一で対応しましょう。少しでも不安を感じたら一人で判断せず、専門機関を頼ることが重要です。

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