クレジットカードを複数持っているけれど、使っていないカードをどうすればいいか悩む方は多いです。住宅ローンや自動車ローンなどを検討している人にとって、カードの枚数が信用情報に与える影響は気になるところ。本記事では、カードの保有枚数がローン審査に及ぼす影響と、放置や解約の判断基準について解説します。
クレジットカードがローン審査に与える影響
ローン審査では、信用情報機関に登録されている「クレジットカードの契約内容」や「利用状況」がチェックされます。カードを複数枚保有しているだけで審査が即NGになるわけではありませんが、「使っていないカードにも与信枠」が存在するため、総与信枠が多すぎるとマイナス評価になることがあります。
たとえば、5枚のカードにそれぞれ50万円のショッピング枠があると、合計250万円の「いつでも借りられる枠」があると見なされます。これは貸し倒れリスクと判断され、ローン審査では不利に働く可能性があります。
使用していないカードは放置していい?
年会費無料のカードであっても、長期間まったく利用していないと、カード会社側から自動解約されるケースや、信用情報に「使われていないアカウント」として記録される場合があります。
また、カードを放置することで不正利用や情報漏洩のリスクもあるため、まったく使っていないカードについては定期的な見直しが必要です。
解約すべきクレジットカードの特徴
- 年会費がかかるのに使っていない
- 利用履歴が一度もない
- 利用限度額が高く、与信枠を圧迫している
これらのカードは、今後のライフプランやローン申請を見据えて解約したほうがよいケースが多いです。特に年会費がかかるだけでなく、実用性のないカードは金銭的にもリスク面でもマイナスです。
信用スコアへの影響とその対策
信用情報には「クレジットヒストリー」が記録されており、支払い実績があるカードの解約はスコアに影響することもあります。特に長期間使っていたメインカードを不用意に解約すると、スコアにマイナスの影響が出る可能性も。
したがって、解約前には「カードの利用履歴」「支払い状況」「保有年数」などを確認し、信販会社のサポート窓口などで相談するのも有効です。
おすすめの対応方針
- 年1回でもいいので少額決済で利用履歴を作る
- 年会費や特典内容を見直して使う価値を再検討する
- 与信枠が大きすぎる場合は限度額を引き下げる申請をする
- 不要なカードは信用スコアに配慮しつつ計画的に解約する
たとえば、公共料金の支払いやサブスクなどの定期支払いに設定して、カードをアクティブに保つのもおすすめの方法です。
まとめ:クレジットカードの整理は信用管理の第一歩
クレジットカードを複数持っていても、それ自体が悪いわけではありません。しかし、使用状況や与信枠によっては将来のローン審査に影響することも。年会費や利用履歴などを整理し、自分の信用情報にとってプラスになるよう管理しましょう。
迷ったときは金融機関や信用情報機関の情報を参考にし、最適な判断を下すことが大切です。
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