スマホ決済やモバイルオーダーが日常化する中、「三菱UFJカードを使うと毎回認証コードが届くのが面倒」という声をよく耳にします。特に松屋のようなモバイルオーダー対応店舗では、スムーズな決済が求められるため、ワンタイムパスワード入力の煩雑さがストレスになることも。今回はその原因と対処法、さらにセキュリティの観点からのメリットも解説します。
三菱UFJカードの本人認証(3Dセキュア)とは?
三菱UFJカードは、オンライン決済時に3Dセキュア(本人認証サービス)を採用しています。これにより、不正利用のリスクを大幅に軽減できます。仕組みとしては、決済時にカード会社から届くワンタイムパスワード(OTP)を入力することで、カード名義人本人の意思による決済であることを確認します。
松屋のモバイルオーダーアプリでもこの機能が組み込まれており、「三菱UFJ-VISA」「NICOS」「DCカード」などは認証コードの入力が必要になる場合があります。
他のカードで認証が省略される理由
一方で、楽天カードや三井住友カードなどでは、アプリ連携や「ワンタップ認証」などにより、再認証が省略されるケースもあります。これは利用者の頻度、端末情報、取引履歴などをもとにリスク判定を自動で行っており、低リスクと判断された場合は認証が省略される仕組みがあるからです。
三菱UFJカードは基本的に毎回OTPを要求する仕組みとなっており、現時点ではリスクスコアによる省略機能が制限されていると考えられます。
認証コードの入力を省略する方法はある?
結論から言えば、三菱UFJカードではユーザー側が設定で認証を省略する方法は原則存在しません(2025年6月時点)。これは「セキュリティ重視の方針」によるもので、アプリやサイトごとに自動認証のオプションは提供されていないためです。
ただし以下のような状況では、認証コードの入力が不要になる可能性があります。
- 対応店舗・サービス側が3Dセキュア非対応
- カード会社が一定条件で認証を省略(将来的なアップデート含む)
ユーザーが意図的に操作できる範囲は非常に限られており、基本的にはカード会社の仕様と加盟店の設定に依存しています。
毎回の認証が面倒な場合の代替案
毎回の認証コード入力が煩わしいと感じる方には以下のような代替手段をおすすめします。
- 他のカード(例えば三井住友カードや楽天カード)を松屋アプリに登録してみる
- Google PayやApple Payなど、3Dセキュア省略のあるウォレット決済に統一する
- 店舗でのタッチ決済を活用し、モバイルオーダーを使わず済ませる
ただし、カードによっては同様の認証プロセスが求められることもあるため、使用頻度や使いやすさでメインカードを見直すのも一つの選択肢です。
まとめ:セキュリティと利便性のバランスを考えて選ぶ
三菱UFJカードはセキュリティを最優先する設計となっており、モバイルオーダー時の認証コード入力は避けられないケースが多いです。確かに手間はかかりますが、その分、不正利用から自身を守る強固な対策でもあります。
もし利便性を重視するなら、3Dセキュア設定が柔軟な他社カードの利用や、モバイルウォレットを活用するのも賢い選択肢です。自分のライフスタイルに合った決済手段を選び、快適なキャッシュレス生活を送りましょう。
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