手取り19万円で14万円貯金は少ない?高貯蓄率の考え方と生活実例

家計、節約

「手取り19万円で14万円も貯金しているのに、これって少ないの?」と不安に感じる人は少なくありません。今回は、収入と貯蓄のバランスをどう評価すべきか、生活実例や平均データを交えて解説します。

手取りに対する貯蓄割合は何%が目安?

一般的に、貯蓄の理想的な割合は手取りの20~30%と言われています。たとえば、手取り19万円なら月に3.8万~5.7万円の貯蓄が理想ラインとされています。

しかし、今回のケースでは約74%の高貯蓄率。これは一般的な水準を大きく上回っており、非常に堅実な資金管理といえるでしょう。

生活費5万円で暮らせる?可能な人の特徴

毎月14万円貯金しているということは、残り5万円で生活している計算になります。これは相当ストイックな生活でないと実現しにくい金額です。

例えば、実家暮らしや社宅、家賃補助付きの公務員などはこのような高貯蓄率を実現しやすく、家賃ゼロ・光熱費激安・食費は自炊中心であれば5万円でも十分生活可能なケースがあります。

高貯蓄率が逆にリスクになることも

貯蓄は多ければ良い、というわけではありません。必要な支出を極端に削ることで健康を損なったり、自己投資のチャンスを逃したりする可能性もあります。

たとえば「病院に行くのを我慢した」「資格勉強の教材が買えなかった」といった経験がある場合、それは“節約”ではなく“過剰な我慢”と捉えるべきです。

収入に見合った貯金とは?

手取りに対して貯金が多いか少ないかを判断するには、「生活の質が維持できているか」「将来設計に沿っているか」の2つが基準になります。

例えば、20代で結婚・出産資金を貯めたい、30代でマイホームを目指すという目標があるなら、今のペースはむしろ理想的です。

他の人の実例:20代・30代の平均貯金事情

金融広報中央委員会の2024年調査によると、20代の平均貯蓄額は「約60万円」、30代でも「約150万円」程度とされています。

月に14万円を継続的に貯めている人であれば、1年で168万円、2年で300万円以上の資産形成が見込めるため、かなり上位層に入る水準といえるでしょう。

まとめ:あなたの貯蓄は“少なくない”、むしろ誇るべき

手取り19万円で毎月14万円を貯金しているのは、一般的に見て非常に優れた家計管理です。ただし、「貯めることが目的化していないか」「我慢が積み重なっていないか」は常に自問することが大切です。

「少ないかも」と感じたその不安は、むしろ“生活の質”を大切にしたいという心の声かもしれません。適切なバランスで、今も未来も大切にしていきましょう。

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