無職期間に支払った国民健康保険(国保)や国民年金は、年末調整で控除申告ができるため、少しでも税金を軽減するために正しく記入しておくことが重要です。ここでは、年末調整の書き方や注意点をわかりやすく解説します。
年末調整で書くべき項目は「社会保険料控除」
年末調整の「社会保険料控除申告書(いわゆるマル保)」では、無職期間にあなた自身が支払った社会保険料を記入できます。対象となるのは以下の支払いです。
- 国民健康保険料
- 国民年金保険料
- 国民年金基金・iDeCoの掛金 など
会社の給与天引きではなく、自分で支払った分のみが対象となります。
国保と国民年金はまとめて書ける?
結論:まとめて一行で書くこともできます。ただし、金額の根拠がわかる証拠(控除証明書や納付通知書領収欄)が必要です。
より丁寧に記入するためには、保険の種類ごとに分けて2行に書くと会社側の確認がスムーズです。
書き方の例
| 支払先 | 支払った金額 | 支払者 |
|---|---|---|
| 国民健康保険(〇〇市役所) | ●●円 | 自分 |
| 国民年金(日本年金機構) | ▲▲円 | 自分 |
※支払先の欄は「市区町村名」と「日本年金機構」を書くのが一般的です。
申請期間について注意
書けるのはその年中に実際に支払った金額のみです。前年や翌年分の支払いは対象外になる場合があります。
例:2024年の年末調整 → 2024年1月〜12月に支払った分のみ
会社に提出すべき書類
以下を添付すれば安心です。
- 国民年金「控除証明書」
- 国民健康保険の納付額がわかる領収書または通知書
証明書がないと会社が受理できないこともあるため注意しましょう。
まとめ:分けて書くのが無難で安心
・国保と国民年金は社会保険料控除として申告可能
・まとめてもOKだが、種類ごとに分けるとスムーズ
・支払った証明書類を必ず添付する
年末調整で忘れず控除申告をすれば、払い過ぎた税金が戻ることも多いので、しっかり手続きをしておきましょう。


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