コンビニや飲食店、そしてホテルの支払いまで幅広く使える電子マネー「iD」。しかし、そのiDにも実は「クレジット型」と「プリペイド型」が存在することをご存じでしょうか?本記事では、特に混乱しがちな「クレジットのiD」と「メルカリ残高などを使ったiD」の違いについて、初心者にもわかりやすく解説します。
iDには3種類の利用方法がある
まず大前提として、iDというブランドは「後払い」型の電子マネーで、以下の3つの方式があります。
- クレジット型:クレジットカードと紐づけて後払いで利用
- デビット型:銀行口座と連動し即時引き落とし
- プリペイド型:事前チャージ式。チャージ残高から即時支払い
このうち、ホテルや高額決済において利用可とされるのは主に「クレジット型のiD」です。
クレジットのiDとは?
クレジットのiDは、dカードや三井住友カードなどのクレジットカードと連携して使用され、支払った金額は後日カード会社から請求される仕組みです。
ホテルや一部の施設では、「後払いが保証された決済手段」であることが求められるため、プリペイド型のiDは使えないことが多いです。
メルカリのiDは「クレジットのiD」ではない
メルカリの売上金を用いたiD決済は、「バーチャルカード」(メルペイスマート払い)ではない限り、プリペイド型のiDです。つまり、クレジットのiDには該当しません。
そのため、ホテル側が「クレジットのiDなら使用可能」と明言している場合、メルカリ残高でのiDは非対応の可能性が高いです。
簡単な見分け方:iDの決済方式を確認する方法
自分の使っているiDが「クレジット型」なのか「プリペイド型」なのかは、アプリやカードの発行元で確認できます。例えば。
- 「dカード」や「三井住友カード」→ クレジット型
- 「メルカリ(メルペイ)」→ プリペイド型 または スマート払い(ポストペイ型)
- 「ソフトバンク・ワイモバイル」経由でのiD→ 通常はクレジット型
アプリの設定画面にて、「支払い元」が「クレジットカード」になっているか確認しておくと安心です。
ホテルなど高額施設で使えるiDとは?
宿泊施設やレンタカーなど「信用」が必要な場面では、クレジット決済と同様の与信確認ができる「クレジット型iD」のみが対応しているケースがほとんどです。
これに対し、プリペイド型やスマート払い(即時引き落とし不可の場合)は、本人確認や決済保証の面で対応外とされることがあります。
まとめ:iDの種類を理解し、事前確認を
iDは便利な電子マネーですが、「クレジット型」と「プリペイド型」の違いを知らずに使おうとすると、思わぬところで使えないことがあります。特にホテルなどの施設では、クレジットカード連携のiDしか使えないことがあるため、事前に決済方式を確認し、必要であればクレジットカードを用意するようにしましょう。
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