三井住友銀行の新しいサービス「Olive(オリーブ)」を利用していると、ネットショッピングなどでの支払い時に一時的に二重引き落としのような履歴が表示されることがあります。本記事では、その理由や返金の可否、対応方法まで詳しく解説します。
Oliveとは?基本サービスの概要
Oliveは三井住友銀行が提供する統合型金融サービスで、1つのカードで銀行口座・クレジット・デビット・ポイント払いなどが切り替え可能な「オールインワンカード」です。
その中でも「Oliveフレキシブルペイ」は、Visaデビット機能が付帯しており、口座から即時引き落としされる仕組みになっています。
なぜ“二重引き落とし”のように見えるのか
デビットカードでは、「即時仮押さえ」→「後日本確定」という処理が行われます。
そのため、ネットショップで決済処理が失敗・中断・再試行された場合、システム上「仮引き落とし」が2回表示されることがあります。
これは厳密には二重決済ではなく、一方は後日自動的にキャンセルまたは返金処理されることが一般的です。
返金はされるのか?目安と流れ
仮押さえ状態のまま実際の引き落としに進まなかった取引については、おおむね5〜10営業日以内に利用可能残高に戻されます。
返金の目安。
- 小規模ECサイトや海外サイトの場合:7〜14営業日
- Amazonや楽天など大手の場合:数日で戻ることもあり
ただし、店舗側のキャンセル処理が遅れると返金まで時間がかかるため、状況に応じた確認が必要です。
どんなときに三井住友銀行へ問い合わせるべき?
以下のような場合は、三井住友銀行のお問い合わせ窓口に連絡を取りましょう。
- 10営業日以上たっても返金がない
- 明らかに同じ取引内容が2回確定している
- キャンセル処理が完了しているにもかかわらず、返金されていない
通帳やアプリの履歴をもとに、日付・金額・利用先をメモしてから連絡するとスムーズです。
実例:ネット決済時の二重履歴と対応
たとえば以下のようなケースがあります。
楽天市場で商品購入時、エラーが出てやり直しをしたところ、同じ金額で2回「利用履歴」が表示された。しかし数日後に一方は自動キャンセルとなり、実際の引き落としは1件だけとなった。
こうした事例は多数報告されており、システム処理の都合上の一時的表示であることが多いです。
まとめ:慌てず仕組みを理解し、状況に応じて対応
Oliveデビットカードでの「二重引き落としのような履歴」は、仮処理やキャンセル待ちによる一時的な現象が多く、基本的には自動返金される仕組みになっています。
ただし、10営業日を超えて返金が確認できない場合や不明点がある場合は、三井住友銀行に照会するのが確実です。
不安な時こそ、正確な情報と冷静な確認が大切です。
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