みずほ銀行で残高不足の引き落としがあったらどうなる?定期預金との関係や自動貸付の仕組みを解説

家計、貯金

給与振込や定期預金の利用者が多いみずほ銀行では、口座残高が不足している場合の引き落とし対応について疑問を持つ方も多いでしょう。特に「定期預金がある場合、自動で補填されるのか?」「貸付扱いになるのか?」など、仕組みを理解しておくことが大切です。本記事では、みずほ銀行の自動貸付や定期預金の扱いについて詳しく解説します。

普通預金の残高不足時はどうなる?

みずほ銀行では、公共料金やクレジットカードなどの自動引き落とし日に、普通預金の残高が不足していると、原則として「引き落とし不能(エラー)」となります。

ただし、条件によっては自動貸付の形で不足分が補填され、引き落としが成立するケースがあります。この「自動貸付」は、事前に設定された契約に基づいて利用されるため、すべての口座で自動的に行われるわけではありません。

定期預金から自動で補填されることはある?

定期預金は原則として自動的に引き出されて普通預金の不足を補うことはできません。満期前に引き出す場合には、本人が銀行に申し出て解約手続きをする必要があります。

ただし、みずほ銀行では「定期預金担保自動貸付サービス(定貸)」を利用している場合、定期預金を担保にした貸付として一時的に不足分を補填できる仕組みがあります。これにより、引き落としが失敗せずに済む可能性があります。

定期預金担保自動貸付とは?

定期預金担保自動貸付とは、みずほ銀行の定期預金を担保として、不足分を自動で貸し付けるサービスです。このサービスを利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 担保となる定期預金があること
  • 定貸の契約があらかじめ済んでいること
  • 引き落とし先の普通預金が対象口座になっていること

このサービスが設定されていると、引き落としの際に残高不足になった場合でも、自動的に貸付が行われて、引き落としが正常に完了するという仕組みになっています。

実際の貸付はどう記録される?

定貸による引き落とし補填が行われた場合、通帳には「貸付」または「自動貸付」といった形で記録されます。その後、給与が振り込まれるなどして普通預金に残高ができたタイミングで、自動的に返済(相殺)されます。

利息も発生しますが、定期預金の金利よりは若干高く設定されているものの、消費者金融よりは低めの水準です。金利は担保とする定期預金の種別・契約内容によって異なります。

利用にあたっての注意点

この自動貸付機能を使いたい場合は、事前に銀行窓口やネットバンキングでの申込みが必要です。契約がない状態では、たとえ定期預金があっても自動補填はされません。

また、頻繁に自動貸付が発生するような状況は、家計や資金管理の見直しが必要なサインでもあります。引き落としの予定日と給与日を確認し、余裕をもった資金移動や普通預金残高の維持を心がけましょう。

まとめ

みずほ銀行では、普通預金の残高が不足している場合でも、事前に「定期預金担保自動貸付」の設定があれば、自動的に貸付扱いで引き落としが実行されることがあります。定期預金自体が勝手に崩されることはありませんが、貸付契約を結んでいればスムーズに不足分が補われます。必要な場合は早めに銀行窓口やアプリから契約状況を確認しておくことをおすすめします。

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