ゆうちょ銀行から三菱UFJ銀行へ誤って振込をした場合の対処法|口座番号を間違えたときの正しい手順

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スマートフォンで振込操作を行う際、入力ミスで口座番号を間違えることは珍しくありません。特に、ゆうちょ銀行のアプリから三菱UFJ銀行の口座に送金する場合、手入力での口座番号指定が必要なことが多く、誤入力によるトラブルが発生しやすくなっています。この記事では、振込先の口座番号を間違えた場合の対処法や注意点について詳しく解説します。

まず確認すべきこと|振込は本当に完了している?

最初に確認したいのは、振込が「完了」しているかどうかです。ゆうちょ銀行のアプリで振込を行ったあと、取引明細や履歴に「振込完了」と表示されているか確認しましょう。

実は、存在しない口座番号に振込をしようとした場合、その取引は自動的にキャンセルされ、エラーで返金処理されることが多いです。このような場合、振込は成立しておらず、数日以内に返金されることがほとんどです。

誤って存在する別人の口座に振り込んでしまった場合

もし、間違った口座番号が「実在する三菱UFJ銀行の別人の口座」であった場合、振込は正常に完了してしまいます。このような場合、銀行は振込人の勝手な返金処理はできません。

このときは、速やかにゆうちょ銀行に連絡し、誤振込の事実を申告しましょう。銀行が三菱UFJ銀行側に対して「組戻し(くみもどし)」という手続きを依頼することができます。

組戻しの手続きと注意点

組戻しとは、誤って振り込んだお金を相手口座の同意のもとで返してもらう手続きです。この場合、以下のような条件があります。

  • 手続きには依頼者本人の申し出が必要
  • 所定の手数料(例:660円程度)がかかる
  • 相手が同意しなければ返金は成立しない

銀行によっては、組戻し依頼書への記入と本人確認書類の提示が求められるため、できるだけ早く最寄りのゆうちょ銀行または電話で相談を行いましょう。

スマホ振込で起こりがちな入力ミスの防止策

スマートフォンのタッチ操作による入力ミスは、振込ミスの大きな原因のひとつです。以下のような対策を取ることで、誤入力のリスクを減らせます。

  • 口座情報をコピー&ペーストで入力する
  • 振込前に必ず「支店名・口座種別・口座番号」を再確認する
  • 一度使った口座はアプリに登録し、次回以降は履歴から選択する

特に初回の振込は慎重に操作することで、大きなトラブルを未然に防げます。

実例:誤振込から返金までの流れ

実際にあった事例として、あるユーザーが「1234567」の口座番号に送る予定が、「1234576」と一桁間違えて振込をしてしまいました。この口座が実在していたため、組戻しの手続きを行いました。

ゆうちょ銀行に申し出た後、三菱UFJ銀行を通じて受取人に返金の同意を求める手続きが開始され、約2週間後に返金が完了しました。ただし、受取人が応じなければ返金ができない可能性もあるため、時間的な余裕を持って行動することが大切です。

まとめ|口座番号を間違えたときは早めの行動が鍵

スマートフォンでの振込操作は便利な反面、入力ミスによる誤振込のリスクがあります。存在しない口座番号であれば自動返金されますが、実在する別人の口座に誤送金してしまった場合は、組戻しの手続きを速やかに進める必要があります。

最も重要なのは「すぐに銀行へ連絡」すること。時間が経つと返金のハードルが上がるため、発覚したら即対応を心がけましょう。

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