PayPalを使っていると、プロフィール上に本名が表示されてしまうことに抵抗を感じる方もいるでしょう。特にSNSやフリマサイトでやりとりをする場合、できるだけ匿名性を保ちたいという声も多いです。この記事では、PayPalで本名以外の表示は可能なのか、ニックネームへの変更手順と注意点を詳しく解説します。
PayPalの「表示名」と「登録名」は別物
PayPalには「法的氏名(登録名)」と「表示名」の2つの要素があります。登録名は本人確認や銀行連携に使われるため、本名である必要があります。一方、ユーザーに見える「表示名」はアカウント設定である程度カスタマイズが可能です。
ただし、取引相手に表示される名前は送金方法によって異なり、「@から始まるPayPal.Meリンク」では表示名が使われますが、メールアドレス経由での送金では本名が表示される場合があります。
表示名をニックネームに変更できる?
はい、PayPal.Meのプロフィールに表示される名前はニックネームへ変更可能です。これはアカウントそのものの氏名(本人確認情報)とは別で、ユーザー側が任意に設定できる範囲です。
この表示名は、PayPal.MeのページやQRコードを通じた受取時にのみ表示され、通常の銀行連携・本人確認・クレジットカード登録などには影響しません。
PayPalでニックネームを設定・変更する手順
- PayPalにログイン
- 右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「設定」→「PayPal.Me」へアクセス
- ページ内にある「表示名」や「プロフィール写真」を編集
- 希望するニックネームを入力して保存
※「PayPal.Meリンク」をまだ作成していない場合は、リンク作成の手続きが必要になります(無料で可能)。
ニックネーム利用の注意点
PayPal.Meでニックネームを使っていても、送金元(支払者)からは本名が見えるケースがあります。たとえば。
- 本人確認が必要な送金(高額送金)
- 受け取り側が法人やショップアカウントの場合
- アカウント設定が法人向けにされている場合
また、PayPalの利用規約上、虚偽の情報を氏名欄に登録することは禁じられているため、「登録名」を勝手にニックネームにすることはNGです。
まとめ
PayPalのプロフィールに表示される名前は、「PayPal.Me」を使えばニックネームに変更可能です。ただし、アカウント登録上の氏名は本人確認書類に基づくもので、本名のままにしておく必要があります。
取引の相手にどの名前が見えるかは送金方法や相手のアカウント種類によって異なるため、用途に応じて使い分けることが大切です。
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