うっかりキャッシュカードを紛失し、そのまま長期間放置してしまった場合でも、適切な手続きを踏めば再発行や口座の利用再開は可能です。本記事では、再発行の流れ、注意点、費用について詳しく解説し、同様の状況にある方がスムーズに対処できるようサポートします。
キャッシュカードを長期間放置した場合の影響とは
キャッシュカードを紛失後、再発行や口座の確認を行わずに長期間放置すると、銀行によっては口座が利用停止状態になっている可能性があります。また、本人確認がとれない場合や連絡が取れない期間が長いと、不正利用防止の観点から強制的に口座が凍結されるケースもあります。
ただし、口座そのものが廃止されていなければ、再度手続きをすることで復旧できる場合がほとんどです。
再発行手続きの基本的な流れ
再発行手続きには通常、以下のようなステップを踏む必要があります。
- 最寄りの支店に直接来店
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)の提示
- 口座情報や登録内容の確認
- 再発行手数料の支払い(無料の場合もあり)
多くの銀行ではキャッシュカードの再発行に数営業日かかるため、事前に予約や問い合わせをしておくとスムーズです。
手数料はかかる?各銀行の再発行コスト例
銀行によっては再発行に手数料が発生します。以下は主な例です。
銀行名 | 再発行手数料 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 1,100円(税込) |
みずほ銀行 | 1,100円(税込) |
楽天銀行 | 1,100円(税込) |
ゆうちょ銀行 | 無料(紛失届出済み時) |
一部の銀行では、紛失届を事前に出していた場合や盗難被害の場合に限り手数料が免除されることもあるため、個別に確認をおすすめします。
銀行からの連絡を無視した場合のリスク
銀行が複数回にわたって連絡をしているにもかかわらず放置していた場合、「重要事項の不履行」とみなされ、信用情報に影響する可能性があります。ただし、クレジットカードのように信用スコアへ直接影響するわけではありませんが、銀行内部の記録には残る可能性があります。
そのため、早めに来店して状況を説明し、誠実な対応を取ることが大切です。
キャッシュカードが不要な場合の選択肢
近年はスマホアプリやネットバンキングの普及により、キャッシュカードを使わずとも預金の管理や引き出しが可能です。
もしも今後もカードを使う予定がない場合は、スマホATMやQRコード対応などのキャッシュレス機能が充実した口座への切り替えを検討してもよいでしょう。
まとめ:まずは銀行窓口で相談を
2年間キャッシュカードを放置していた場合でも、再発行は可能です。早めに銀行に連絡または来店し、本人確認と事情説明を行いましょう。手数料や状況によっては、追加対応が必要になる場合もありますが、対応を先延ばしにしなければ口座の復旧は難しくありません。
使わない口座であっても、放置せずに状況を整理することが将来的なトラブルの予防にもつながります。
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