VISAデビットカードで決済したにもかかわらず、利用しなかったチャージスポットの料金が返金されない——そんな状況に不安を感じている方は少なくありません。特に返金までの期間が長引くと、「本当に返ってくるのか」「問い合わせるべきか」など不安が募るものです。今回は、実際に2ヶ月以上返金されていない場合の考え方と対応方法について詳しく解説します。
チャージスポットとVISAデビットの仕組み
チャージスポットはモバイルバッテリーを一時的に借りられるサービスで、利用時にはVISAデビットなどの決済手段で一時的な仮押さえ(オーソリゼーション)が行われるケースがあります。この段階で実際の利用がなければ、通常は数日〜1ヶ月以内に返金処理がされるのが一般的です。
しかし、VISAデビットカードの場合は即時引き落としが行われるため、仮押さえではなく実際の引き落としが発生することがあり、返金処理が必要となるケースがあります。
2ヶ月経過しても返金されない場合の原因とは?
返金が2ヶ月以上遅れている場合、次のような要因が考えられます。
- チャージスポット側での返金処理ミスまたは未対応
- 決済システム上の不具合により反映が遅れている
- 利用履歴が残っており、正規の請求と誤認されている
- 銀行側で返金処理に時間がかかっている(特に月跨ぎ処理)
とくに、ユーザーが“利用した認識がない”場合でも、アプリ上では何らかの「利用完了」として処理されていることもあり、実際の調査が必要です。
まずはどこに問い合わせるべきか
まず最初に行うべきは、チャージスポット公式サポートへの問い合わせです。お問い合わせフォームまたはアプリ内チャット機能を使い、下記の情報を明記して連絡しましょう。
- 決済日時と金額
- カードの種類と末尾4桁
- 返金されていない旨の説明
- 注文番号や利用履歴が確認できる場合はそのスクリーンショット
また、決済に使った銀行やカード会社(VISAデビットを発行している金融機関)にも並行して「返金の予定があるか」を確認することをおすすめします。
消費者としてとるべき対応
チャージスポットに問い合わせても返答がない場合、次のステップとして消費生活センターに相談することも検討できます。地域の消費生活センターは、企業との間に立って交渉を行ってくれる場合があります。
また、VISAのチャージバック制度(不正利用や返金が受けられない場合に利用できる制度)を利用できる可能性もあります。これにはカード発行元への相談が必要ですので、該当する場合はすぐに連絡を入れてください。
不安なときに意識すべき心構え
長期間返金されないと、不安や怒りが募るのは当然です。しかし、冷静に記録を取りながら、正しい手順で問い合わせ・証拠の保存・経緯の整理をしていくことで、返金対応が進む可能性が高まります。誠意ある姿勢で粘り強く交渉することが、解決への第一歩です。
まとめ
VISAデビットでのチャージスポット決済が2ヶ月以上返金されていない場合は、速やかにチャージスポットとカード会社の双方に問い合わせを行うべきです。その際、利用明細やアプリの履歴、返金予定に関する記録をしっかり残しておくことが重要です。冷静に対処すれば、返金を受けられる可能性は十分にあります。
コメント