スマートEXは、東海道・山陽・九州新幹線を手軽に予約・乗車できる便利なサービスです。SuicaやICOCAなどの交通系ICカードとクレジットカードを組み合わせて、新幹線にチケットレスで乗車できますが、実はICカードの「発行元」によって使えるかどうかが変わってきます。この記事では、特にICOCAについて、JR以外が発行した場合でもスマートEXで利用可能かどうかを詳しく解説します。
スマートEXに登録できるICカードの条件とは？
スマートEXで利用できるICカードは、基本的に全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードです。ICOCA、Suica、PASMO、TOICA、manaca、SUGOCA、nimoca、はやかけんなどが対象です。
ただし、登録できるのはICカードの記録情報が識別可能な「記名式」または「無記名式」の物理カードで、モバイル系のICカード（Apple Wallet上のSuica・ICOCAなど）はスマートEXの入場には使用できません。
JR以外が発行したICOCAでも使えるのか？
ICOCAには「JR西日本が発行したICOCA」と「他の私鉄（例：京阪バスなど）が発行したICOCA」の2種類があります。スマートEXでは、基本的に記名式・無記名式である限り、発行元がJRでなくてもICカードとしての認証が通れば利用可能です。
ただし、ごく一部のカードはICチップ情報の仕様が異なるため、登録できない可能性があります。その場合、別のICカードを登録することが推奨されます。
iPhoneのウォレット登録との違いに注意
iPhoneのWalletアプリ上でICOCAやSuicaなどを利用するモバイルICは、スマートEXでは「入場用ICカード」として使用できません。
これは、スマートEXの改札通過時にICカードの物理情報が必要であるためで、スマホのNFCによる認証とはシステムが異なるからです。たとえWallet上にICOCAがあっても、スマートEXでは物理カードを別途登録して使う必要があります。
初回利用時のポイントと注意点
・ICカードを登録する際は「カード裏面の番号」が必要です。
・登録完了後、きっぷレスで新幹線の改札にタッチして入出場できます。
・ICカードを紛失・再発行した場合は、新しい番号で再登録が必要です。
また、スマートEXで予約した乗車券は、乗車前ならスマホから何度でも変更が可能なので、柔軟に旅程を調整できます。
まとめ：JR以外発行のICOCAでも利用できるが物理カードを使おう
・ICOCAは発行元がJRでなくても、スマートEXに登録して新幹線の乗車に使えるケースが多い
・ただし、Apple Wallet上のICOCA（モバイルICOCA）は使用不可なので注意
・ICカード番号が認識されれば問題なく使えるが、不安な場合はJR発行のカードを選ぶのが無難
初めてのスマートEX利用でも、この記事を参考にすれば安心して新幹線に乗車できます。
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