うつ病でも加入可能な緩和型医療保険に払込免除特約は必要?判断ポイントと注意点を解説

生命保険

医療保険を選ぶうえで、緩和型の保険に「払込免除特約」を付けるべきか悩む方は多いものです。特に、持病(たとえばうつ病など)を抱えていて保険料が割高になる場合、追加の特約が本当に必要か慎重に判断したいところです。

払込免除特約とは?その役割を知っておこう

払込免除特約とは、がん・脳卒中・心筋梗塞などの三大疾病にかかった場合、以後の保険料支払いが免除されるというものです。それでも保障は継続されるため、重い病気にかかった後の経済的負担を軽減できます。

特に緩和型医療保険は保険料が高めであるため、将来にわたり保険料の支払いが困難になるリスクに備えたい人にとっては安心の特約です。

うつ病でも払込免除特約は適用される?

多くの保険会社では「精神疾患(うつ病など)」は払込免除の対象外となっています。つまり、うつ病で働けなくなったとしても、払込免除にはならないケースが一般的です。

一方で、がん・心疾患・脳血管疾患のリスクが高まる年齢層に差し掛かっている人にとっては、この特約が将来的に役立つ可能性は高いです。自分の病歴や家族歴を踏まえて、必要性を判断するとよいでしょう。

月額5,200円の追加は高い?費用対効果を考える

払込免除特約による月額5,200円の増加は確かに高額ですが、仮に将来的に三大疾病にかかって10年後に保険料の支払いが不要になるとすれば、それまで支払う保険料を考慮しても損とは限りません。

例:10年間×5,200円=約62万円の追加支払い。これで以後20年間分の保険料免除(たとえば年20万円)となれば、十分元が取れる可能性があります。

実際にあった選択例:加入者の声

ある40代女性は、うつ病治療中で緩和型医療保険に加入。払込免除特約を付けた結果、数年後にがんを患い、以降の保険料が免除されました。「高い保険料だったけれど、付けていて本当に良かった」と語っています。

一方で、別の加入者は「日々の家計に負担だったため外した」とも。ライフスタイルと収支バランスに応じて選択が分かれています。

緩和型保険と払込免除の相性

緩和型保険は、持病を持つ方でも加入しやすい設計ですが、保険料は割高です。そのため、できるだけコストを抑えたいと考える方も多いはず。

しかし、保険料が高いということは、それが将来的に払えなくなる可能性も含んでいます。そう考えると、払込免除特約はまさに「高コスト型保険にこそ合うオプション」と言えるかもしれません。

まとめ:今の生活と将来リスクを天秤に

払込免除特約を付けるべきかは、「自分が三大疾病にかかるリスク」と「日々の保険料支払いに対する負担感」を天秤にかけて判断する必要があります。

保険は万が一のための備えですが、今の生活を犠牲にしてまで契約するものではありません。将来の安心と今の暮らしをどうバランスさせるか、その視点で検討することをおすすめします。

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