ワンタイムパスワードを設定しても不正利用は起こる?エポスカード利用者が知っておくべきセキュリティの落とし穴

クレジットカード

クレジットカードの不正利用が社会問題となる中で、ワンタイムパスワード(OTP)や二段階認証を導入するカード会社が増えています。エポスカードもその一つですが、「ワンタイムパスワードを設定していても不正利用されるのか?」と不安になる声も少なくありません。本記事ではその仕組みと注意点、実際の不正利用のパターンなどについて解説します。

エポスカードにおけるワンタイムパスワードの仕組み

エポスカードでは、オンラインショッピングなどの際に「Visa Secure(旧称:3Dセキュア)」という認証サービスを導入しており、対応サイトではパスワードまたはワンタイムパスワードの入力が必要です。

ワンタイムパスワードは利用のたびに変わるため、たとえカード情報が流出しても、不正利用は困難とされています。

それでも不正利用されるケースとは?

残念ながら、ワンタイムパスワードが機能しない場面もあります。たとえば、Visa Secure非対応のECサイトでは、OTP認証がスキップされ、カード情報だけで決済が完了してしまうこともあります。

また、フィッシング詐欺などでユーザー自身が誤ってOTPを第三者に入力してしまうケースも存在します。これは技術では防ぎきれない「人的ミス」に起因します。

実際にあった不正利用の事例

過去には、SNSの偽広告やフィッシングメールを通じて偽サイトに誘導され、カード情報とともにOTPを入力してしまい不正利用されたという報告もあります。

こうした事例では、被害者が「正規サイトと思い込んで入力した」ことが共通しています。エポスカード側では補償対応をしてくれるケースもありますが、早期の発見と連絡が重要です。

万が一の備えとおすすめの対策

OTPだけに頼らず、以下のような対策を講じることで、不正利用のリスクを大幅に減らせます。

  • エポスアプリで利用通知をONにする
  • 毎日利用履歴をチェックする
  • 見知らぬサイトでの決済は避ける
  • パスワードを他サービスと共用しない

また、スマートフォンにはウイルス対策アプリを導入することもおすすめです。

もし不正利用に気づいたらすぐすべきこと

エポスカードでは、不正利用の可能性がある取引を発見したら、公式サポート窓口にすぐ連絡することが推奨されています。

カードを一時停止し、新たなカード番号で再発行してもらうことも可能です。エポスカードは不正利用に対して補償制度があり、被害を最小限に抑える仕組みも整っています

まとめ:安心して使うためには「複合的な防御策」が鍵

ワンタイムパスワードは有効なセキュリティ対策ですが、それだけでは完全に防げないケースもあります。特にVisa Secure非対応サイトやフィッシング詐欺には注意が必要です。

不正利用リスクを最小限に抑えるためには、日頃からの利用管理や通知設定、怪しいサイトへのアクセス回避といった「自衛意識」が大切です。エポスカードの安全機能を最大限に活用し、安心してキャッシュレス生活を送りましょう。

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