消費者金融からの借入において、「キャッシュカードを郵送する必要があるのか?」という不安を抱える方も多いようです。金融トラブルや詐欺被害が報じられる昨今、正しい知識を持つことがとても重要です。この記事では、正規の消費者金融におけるカード提出の実態や、不審な取引の見分け方についてわかりやすく解説します。
基本的にキャッシュカードの郵送は不要
消費者金融からお金を借りる際に、個人のキャッシュカードを郵送するよう指示されることは、正規の金融業者ではまずありません。本人確認は、運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証などの身分証で十分です。
例えば、大手消費者金融(アコム、プロミス、アイフルなど)では、カードや通帳の提出は一切求められず、オンラインや店頭での本人確認のみで完了します。
キャッシュカードを求められるのは詐欺の可能性が高い
「お金を貸す代わりにキャッシュカードを送って」といった要請があった場合、特殊詐欺や闇金業者の可能性を疑うべきです。特に、SNSや掲示板、個人の仲介業者からの申し出には注意が必要です。
実際、若年層を中心に「カードを送ったら口座を乗っ取られ、犯罪に巻き込まれた」という被害報告が多く、カードを送ってしまうと後戻りできないリスクが伴います。
正規の借入方法と流れ
消費者金融での借入は、以下のような手続きで進みます。
- Webまたは店頭で申し込み
- 本人確認書類の提出(アップロードや来店)
- 審査通過後、契約手続き
- 指定口座へ振込、またはATMカードの利用開始
一部の金融機関では「カードローン用の専用カード」が発行されることはありますが、送られてきたものを使うのみであり、あなたの銀行カードを提出することは一切ありません。
万が一送ってしまった場合の対処法
もし誤ってキャッシュカードを送付してしまった場合、速やかに銀行へ連絡し、該当口座の利用停止や再発行を依頼しましょう。また、警察への被害届提出も検討してください。
特に、口座が犯罪利用された場合は、被害者であっても口座凍結や信用情報への影響が生じる可能性があるため、早急な対応が必要です。
安心して借り入れるためのチェックポイント
- 登録番号がある正規業者(日本貸金業協会)か確認する
- 契約書や手続きに不自然な点がないか
- 「即日融資」や「無審査」など、うまい話には慎重に
- 第三者にカードや口座情報を渡さない
これらを守るだけで、消費者金融の安全な利用につながります。
まとめ:カード郵送を求められたら即ストップ!
正規の消費者金融が、キャッシュカードを郵送させることはありません。そのような依頼は100%詐欺を疑いましょう。 安心して借入を行うためには、金融機関の正当性や手続きの流れを理解しておくことが大切です。
不安な場合は、日本貸金業協会や消費生活センターに相談するのが安心です。お金に関するトラブルから自分を守る知識を、ぜひ身につけてください。
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