財布や小銭入れにある細かいお金を、できるだけ手数料をかけずに千円札へ変えたいと考える人は多いです。特に複数の銀行口座やATMの条件が揃っている場合、ちょっとした工夫で手数料を最小限に抑えることが可能です。本記事では、手持ちの小銭と口座を活用して効率よく紙幣化する方法を解説します。
前提:利用できる銀行と条件の整理
まずは使用可能な口座やATM条件を確認しましょう。今回の想定状況は以下の通りです。
- ゆうちょ銀行に909円の残高(ダイレクト非対応)
- 現金560円(小銭)あり
- UFJ、みずほ、楽天銀行の口座あり(みずほ・UFJはことら送金可)
- 楽天銀行はATM出金無料が月2回まで
- 各銀行の窓口・ATMの利用可
このように、複数の選択肢があることで両替手数料の節約余地が広がります。
ステップ1:ゆうちょATMで小銭を預け入れ
まず最初に行うべきは、小銭を預けられるATMの利用です。ゆうちょ銀行の一部ATMでは硬貨入金が可能で、土日祝を除けば無料のことが多いです。
ここで560円の小銭をゆうちょ口座に入金すれば、ゆうちょの残高は909円 → 1,469円になります。
ステップ2:ことら送金で無料送金を活用する
ゆうちょ銀行から直接他行に送金するには「ゆうちょダイレクト」が必要ですが、今回のケースでは使用できません。代わりに、ことら送金が可能なUFJまたはみずほ銀行に送金ルートをつなげる方法が有効です。
手段の1つは、みずほまたはUFJのATMでゆうちょ口座から現金を引き出し、そのままATM入金すること。次に、ことら送金で楽天銀行へ無料送金します。
ステップ3:楽天銀行でATM出金(千円札)
楽天銀行ではATMからの出金が月2回まで無料のため、ことら送金で移動させた資金をここで千円札として引き出すのがベストです。
手数料無料回数を確認し、セブン銀行などの対応ATMで出金を行えば、目的の「千円札で手に入れる」が実現します。
その他の選択肢:スーパーや郵便局での小銭活用
もし上記の手順が煩雑だと感じた場合、小銭を使って少額の買い物(例えばコンビニやスーパー)をして差額をお札でもらう方法も有効です。
また、郵便局の窓口では通帳への小銭入金や両替を無料または低コストで行える場合がありますので、近隣の店舗に相談してみるのも一つの方法です。
まとめ:手数料ゼロで千円札にするコツ
小銭を手数料なく千円札に両替するには、①小銭を無料で預け入れられるATMを活用し、②無料送金(ことら)と③楽天銀行の無料ATM出金枠を使うのがベストです。
少し手間はありますが、複数の金融機関の機能を組み合わせることで、無駄な手数料をかけずに賢く現金化できます。
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