「家賃や生活費、支払いもあって、本当に31万円で家族と犬とやっていけるの?」と不安になるのは当然です。特に物価が上がる中で、少しでも安心して暮らしたいという思いは誰もが共通して抱くもの。この記事では、月収31万円での現実的な生活のポイントや、無理のない節約のコツを解説していきます。
生活費のシミュレーション:収入と支出を見える化
まずは、31万円の収入の内訳を整理しましょう。今回の前提として、家族は「ご夫婦+犬」、家賃は2ヶ月で5万円(月額2.5万円)、支払う予定のローンや分割払いが12万円あると仮定します。
項目 | 金額(円) |
---|---|
収入 | 310,000 |
家賃(月換算) | 25,000 |
ローン・支払い | 120,000 |
食費(米・カップ麺など含む) | 30,000 |
光熱費・通信費 | 20,000 |
日用品・雑費 | 10,000 |
犬のごはん・病院代 | 10,000 |
合計支出 | 215,000 |
このシミュレーションでは、生活は可能ですが「余裕があるとは言えない」レベルです。支出の見直しが鍵となります。
食費の節約術:米とインスタントだけに頼らない
インスタント食品は手軽ですが、コスパと栄養面ではやや不利。例えば、鶏むね肉やもやし、豆腐などは安価で栄養価も高く、満足感のある料理に活用できます。
実際に、筆者は「鶏むね肉2kg=800円」「もやし1袋=30円」で1週間分のメニューを組み立て、1日3食を1人あたり300円以下で乗り切ったことがあります。
固定費の見直し:通信費・サブスクに要注意
家計を圧迫するのは意外にも「見えない固定費」。格安SIMへの切り替えや、使っていないサブスクを解約するだけで、月に5,000〜10,000円の節約になることも。
例えば、大手キャリアを使っていた家庭が格安SIMに切り替えたところ、月額通信費が夫婦合わせて12,000円→4,000円に。年間で96,000円もの節約に成功しました。
ペットの支出をコントロールする工夫
犬のごはんや予防接種、急な病気など、意外と出費がかさむペット関連。まとめ買いや定期便サービスを使えば、餌代を1割以上カットできることもあります。
また、保険に入っていれば、突発的な通院費のリスクもカバーできます。月額1,500〜2,000円程度のペット保険もあり、安心とコスパのバランスを考えると検討の価値は大きいです。
非常時に備える:生活防衛資金の重要性
生活がギリギリの状態でも、できれば「月1万円程度」を生活防衛資金として貯金しておきたいところ。急な出費や収入減に備え、最低でも3ヶ月分の生活費を目標に。
たとえば、月1万円を1年間積み立てれば12万円。これがあるだけで心の余裕がまるで違ってきます。
まとめ:節約と工夫で31万円でも生活は可能
月収31万円で家族と犬と暮らす生活は、無理ではありません。ただし「収支の見える化」と「固定費の削減」が必須条件です。限られた予算の中でも、栄養を考えた食生活や無駄のない支出管理で、安定した暮らしは十分可能です。
まずは「現状を把握する」ことから始めましょう。そして「できるところから」節約を取り入れていくことが、安心した生活への第一歩です。
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