iDeCoに企業型確定拠出年金を移換した際の資産反映タイミングと注意点

企業型確定拠出年金（企業型DC）からiDeCo（個人型確定拠出年金）への資産移換手続きを行った場合、移換した資産がiDeCoの口座に反映されるまでには一定の時間がかかります。特に、SBI証券などの金融機関では、移換手続きに関する明確なスケジュールが設けられています。

移換資産の反映にかかる時間

SBI証券では、企業型DCからiDeCoへの資産移換に通常1ヵ月半から3ヵ月程度の時間を要するとされています。これは、移換元の企業型DCの運営管理機関からの資産移換依頼書の受領から、国民年金基金連合会での移換可否の確認を経て、実際にiDeCo口座に資産が反映されるまでの期間です。

資産がiDeCo口座に反映される前に、加入者サイトにログインし、移換金の配分設定を行う必要があります。これにより、移換資産が適切な運用商品に配分され、運用が開始されます。配分設定を行わない場合、掛金の配分に従って自動的に運用されることになります。

資産がiDeCo口座に反映された後は、加入者サイトの「資産状況」ページで確認できます。移換資産が反映されると、「待機資金」として表示され、その後、指定した運用商品への購入が完了すると、商品名が表示されます。通常、資産反映から数営業日以内に商品購入が完了します。

資産移換の進捗状況や反映タイミングについて不明な点がある場合は、SBIベネフィット・システムズのサポートデスク（0120-652-401）に問い合わせることができます。営業時間は月曜日から土曜日の10:00から18:00までです。

なお、移換手続きに不備があった場合や、必要書類の提出が遅れた場合などは、資産の反映が遅れる可能性があります。手続きは早めに行い、必要書類は正確に提出するよう心掛けましょう。