スマートフォンの機種変更を検討する際、特に日本で重要視される機能のひとつが「FeliCa対応」です。FeliCaは、SuicaやiD、QUICPayなどのタッチ決済に使われる非接触通信技術ですが、グローバル向けAndroid端末には非対応のものも多く、例えば「Xiaomi POCO F7 Pro」はFeliCaに対応していません。しかし、FeliCaに対応したスマートウォッチを活用することで、非対応スマホでもSuicaのようなタッチ決済を使うことは可能です。
FeliCa非対応スマホの制限とは?
FeliCa非対応のスマホでは、モバイルSuicaやiD、QUICPayなどの国内向けタッチ決済を直接使うことができません。特に「おサイフケータイ」アプリやGoogle Payを通じたFeliCaベースのサービスは利用不可になります。
そのため、例えば改札やコンビニでスマホをかざしてSuicaで支払うことができず、物理カードか、他のデバイスに頼る必要があります。
スマートウォッチがFeliCa対応なら回避可能
FeliCaに対応したスマートウォッチ(例:Apple Watch、Garmin、Google Pixel Watchなど)であれば、スマホがFeliCa非対応でもSuicaのタッチ決済を利用できます。これにより、スマホ本体がXiaomi POCO F7 Proのように非対応でも、日常的なタッチ決済はスマートウォッチでカバー可能です。
ただし、ウォッチ単体でSuicaのチャージや残高確認ができるか、またはそれらの操作に別途アプリやウェブポータルが必要かは、機種によって異なります。
実際の利用例と設定方法
たとえばGarminのFeliCa対応モデルでは、Garmin Connectアプリを通じてSuicaの新規発行・チャージ・履歴確認などが可能です。初期設定はスマホで行いますが、その後はウォッチ単体での使用も可能です。
Pixel Watchの場合、Google Wallet(旧Google Pay)経由でSuicaを追加でき、同様にスマホの対応有無にかかわらず、ウォッチでのタッチ決済が可能になります。
注意点と制限事項
以下の点には注意が必要です。
- スマートウォッチがSuica対応でも、チャージや新規発行には日本のGoogleアカウントや地域設定が必要な場合があります。
- ウォッチがFeliCa対応でも、スマホが初期設定時に必須のこともあるので、完全にスマホ不要ではありません。
- スマートウォッチ自体が高価であるため、機種選びのコストも加味する必要があります。
おすすめの対応スマートウォッチ
モデル名 | Suica対応 | 備考 |
---|---|---|
Apple Watch Series 3以降 | 〇 | iPhone必須、Suicaアプリで操作 |
Garmin Venu 2 | 〇 | Garmin ConnectでSuica操作可 |
Pixel Watch | 〇 | Google Wallet対応、Androidスマホと連携 |
まとめ:スマホ非対応でも工夫次第でタッチ決済は使える
Xiaomi POCO F7 ProのようにFeliCa非対応のスマホを使っていても、FeliCa対応のスマートウォッチを活用することで、Suicaなどのタッチ決済を日常で問題なく利用できます。スマートウォッチの選定と設定には多少の手間がかかりますが、便利さと自由度を考えれば十分に検討する価値があります。
コメント