キャッシュレス決済が進む中で、「PayPayカード」「JAL Pay」「WAON」など複数のサービスを組み合わせてポイントやマイルを最大化したいという人も多いでしょう。特にApple Payを経由したチャージの挙動や、付与対象となるポイント・マイルは複雑でわかりづらい部分があります。本記事では「PayPayカードからJAL PayへApple Pay経由でチャージ」「JAL PayからWAONへのApple Pay経由チャージ」における還元の有無や条件、注意点について詳しく解説します。
PayPayカードからJAL Payへのチャージでポイントは付く?
結論から言うと、PayPayカードをApple Pay経由でJAL Payにチャージしても、原則としてPayPayポイントは付与されません。
PayPayカードはチャージ系取引(電子マネー・プリペイドカード・ウォレットへのチャージなど)を「ポイント付与対象外」としており、JAL Payへのチャージもこのカテゴリに該当します。ただし、将来的に規約変更などが行われる可能性もあるため、最新情報はPayPayカード公式サイトをご確認ください。
JAL PayからApple Pay経由でWAONにチャージでマイルは貯まる?
JAL PayをApple Payに設定し、そのApple Pay経由でWAONにチャージした場合、JALマイルは基本的に付与されます。
JALマイルが貯まる条件として、「JAL Payでの決済・チャージがJALマイル付与対象であること」が前提ですが、JALマイレージバンクの公式ページではJAL Pay経由でWAONにチャージした場合も0.5%(200円につき1マイル)のマイルが付与されるとされています。
例えば、JAL Payを使って月に1万円をWAONへチャージすれば、50マイルの付与が見込めます。還元率にして0.5%となり、日常利用のマイル積立には適したルートです。
還元対象外となる例外や注意点も存在
マイル還元が受けられる条件にはいくつか例外もあります。例えば、JAL Payの残高が「キャンペーンチャージ」などで得た無償ポイントだった場合はマイル付与の対象外となることがあります。また、JAL Pay自体のキャンペーンにより一時的に還元率が上がるケースもあるため、常に0.5%と限らない点にも注意が必要です。
Apple Payを通した間接チャージにおいても、一部店舗やシステムでマイル付与が正常に反映されない事例も報告されているため、利用履歴はこまめに確認しましょう。
チャージルートとしてのメリットとデメリット
このような「PayPayカード→JAL Pay→WAON」のチャージルートには、いくつかのメリット・デメリットが存在します。
- メリット:
- JALマイルを日常決済から地道に貯められる
- Apple Pay経由でスマホから簡単にチャージ・決済が可能
- WAON対応店舗の多さを活用できる
- デメリット:
- PayPayカード側のポイントは基本的に付かない
- JAL Payの残高には有効期限がある
- マイル還元率は高くない(0.5%)
高還元を狙うなら、他のマイル系カード(例:JALカード)や決済ルートと比較するのもひとつの方法です。
まとめ:このチャージルートは「マイル目的」で割り切るべき
Apple Payを活用した「PayPayカード→JAL Pay→WAON」へのチャージは、PayPayポイントこそ付きませんが、JALマイルを0.5%の還元率で地道に貯める手段としては成立しています。特にJALマイルを意識して貯めている方にとっては、日常の支払いを活用した効率的な方法のひとつと言えるでしょう。
ただし、複数サービスをまたぐルートであるため、ポイントやマイルが正しく反映されているか、アプリ・明細でこまめに確認する習慣を持つことが大切です。上級者向けの運用にはなりますが、慣れれば十分に使いこなせるルートです。
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