年末調整が完了した後に発生した医療費は、どう申請すればよいのでしょうか。特に、年末調整の締め切り後に手術や入院などの医療費が発生した場合、来年度の申告での取り扱いについて解説します。
1. 12月に支払った医療費は来年の確定申告で申請する
年末調整が完了した後に12月に支払った医療費については、次年度の確定申告で申請することになります。年末調整では、1月から12月の間に支払った医療費のみが対象となるため、12月分は今年の年末調整に含まれません。
もし12月に支払った医療費が高額で、医療費控除を受けたい場合、翌年の確定申告で医療費控除の申請を行いましょう。確定申告は通常、翌年の2月16日から3月15日までの期間に行われます。
2. 年末調整後の医療費控除の申告方法
年末調整後に医療費控除を申請する場合、確定申告を通じて行います。まず、支払った医療費の領収書や明細書を保管しておき、税務署に提出する必要があります。
医療費控除を申請するためには、1年間に支払った医療費が10万円以上であることが条件です。また、自己負担額が一定額を超えると、税金の控除を受けることができます。
3. 年末調整と確定申告の違い
年末調整と確定申告には大きな違いがあります。年末調整は主に給与所得者が行うもので、税務署を通じて自動的に行われますが、確定申告は医療費控除や寄附金控除など、特別な控除を申請するために必要です。
年末調整では、給与所得に基づく税額が調整されますが、医療費控除をはじめとする控除は、確定申告によってのみ申請可能です。
4. 確定申告で必要な書類
確定申告で医療費控除を受けるためには、以下の書類が必要です。
- 医療費の領収書または明細書
- 医療費控除申告書(税務署で手に入る)
- 健康保険の支払明細書(健康保険で支払った分がある場合)
これらの書類を整えて、確定申告期間内に申請を行いましょう。
5. まとめ
年末調整後に支払った医療費は、翌年の確定申告で申請することになります。確定申告では、1年間に支払った医療費の領収書や明細書をもとに申請し、税金の控除を受けることができます。12月に支払った医療費も忘れずに、翌年の確定申告で申請しましょう。


コメント