銀行口座間の振込を行う際、「同じ銀行なら手数料は無料になるのでは?」と思う方は多いでしょう。特に窓口やATMでの操作では手数料体系が異なる場合があり、知らずに手数料を払っているケースも珍しくありません。この記事では、同一銀行内での振込における手数料の有無や、窓口・ATM・ネットバンキングごとの違いを分かりやすく解説します。
同一銀行内の振込は手数料が無料になることがある
結論から言えば、同行(同じ銀行)内での振込は、条件によって手数料が無料または割安になることが多いです。ただし、振込の方法(窓口、ATM、ネットバンキング)や振込先(同一支店か別支店)によって取り扱いが異なります。
例えば、三菱UFJ銀行やみずほ銀行などの大手銀行では、同一支店内の振込であっても窓口では手数料が発生することがあります。
窓口からの同行振込の手数料は?
銀行の窓口での振込は、最も手数料が高く設定されていることが多く、たとえ同じ銀行・同じ支店への振込であっても数百円の手数料がかかることが一般的です。
以下は一例として、ある大手銀行の手数料体系です(2024年時点)。
振込方法 | 振込先 | 手数料(税込) |
---|---|---|
窓口 | 同行・同一支店 | 220円 |
窓口 | 同行・他支店 | 330円 |
窓口 | 他行 | 660円 |
このように、窓口では同行間であっても無料にはならないのが通例です。
ATMからの振込はどうなる?
ATMを使った振込の場合、同行間の振込は手数料無料または割引になることが多いです。特にキャッシュカードを使って自分の口座から振込む場合は、下記のような扱いになります。
- 同行・同一支店:手数料無料のケースが多い
- 同行・他支店:110円〜220円程度
- 他行宛:330円〜660円程度
また、時間帯によっては「時間外手数料」が加算されることもあるため、平日の日中(8:45~18:00)を狙って利用するのが節約ポイントです。
ネットバンキングが最もお得
多くの銀行では、インターネットバンキングを利用した振込が最も手数料が安く設定されています。一部銀行では同行間振込が完全無料、他行宛でも月数回まで無料といった特典があることも。
たとえば、住信SBIネット銀行では同行宛は完全無料、楽天銀行でも楽天会員同士の振込は無料というように、ネット銀行の方が優遇される傾向があります。
手数料無料の条件を確認しよう
無料振込の条件には以下のような制限がある場合があります。
- 専用アプリやWebでの手続き限定
- 同行内でも支店が異なる場合は有料
- 月の無料回数に制限あり
また、振込先が法人か個人かでも適用条件が変わることがあるため、事前に公式サイトや店舗で確認するのが確実です。
まとめ:手数料を節約したいならATMやネットバンキングを活用
同行間の振込は条件次第で無料になりますが、窓口では原則有料、ATMでは割引または無料になることもあり、ネットバンキングが最も有利です。
日常の振込はできるだけATMかオンラインで行い、銀行によって異なる手数料体系を賢く使い分けることで、不要な出費を抑えることができます。振込前には、各銀行の最新情報をチェックしましょう。
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